孤独な中年ライダー

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help リーダーに追加 RSS 5日目 安土・彦根城から湖岸を北上

<<   作成日時 : 2008/04/27 01:37   >>

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6月16日(金)くもり/晴れ

5:10に目覚める。
目覚ましは5:00にセットしたのだが、少し寝過ごした。
いつもならテレビでニュースを見るところだが、ここにはテレビもなければ新聞もない。
北海道で大地震が発生していても気づかないだろう。

昨日1日中部屋でゴロゴロしていたので体調はバッチリ。
寝すぎて背中が痛いぐらいで疲れもない。


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6:00ばぁさんはまだ出勤していないようなので、勝手に荷造りして出発する。
セローに跨ると手袋がないことに気付き、捜したが見つからなくて、30分くらい捜した最後にヘルメットの中から出てきた。すっかり忘れていた。ボケた。中年にはなりたくないものだ。時間を無駄にした。

ユース近くの安土城から順に見学を始めることにする。
安土城へは、大きい道路ではなく、普通の市街地というか、住宅街を走ることになる。
結構、民家のすぐ前を走ったり、細い田舎道も走った。

6:15には安土城に着いた。
正確には、城郭に到着したのではなく、山裾の駐車場に着いた。


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歴史に名高い安土城の割には、駐車場も未舗装で整備されてなく、観光資源として有効に利用されていないようだ。
石碑がなければ、安土城とわからないかも知れない。

城は石垣というか、石の階段しか残っていないのだが、見る価値は十分にあった。
幅広い石の階段が一直線に続いており、石段に石仏が使われていたり、城の入口を秀吉と利家の屋敷で挟んでいたりと百聞は一見に何とやらである。


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本で読んだことはあったが、石段の石仏を踏みつけて城に登ることになり、信長公は本当に神仏を恐れていなかったようだ。

城跡はすべてどこぞの寺の敷地になっているようで、大きな看板が立てられている。
観光化が進んでいないのは、寺が所有しているからなのだろう。
いまだに発掘調査の途中というのも信じられん。
遠の昔に発掘調査など終わっていると思っていた。

6:23石段は途中まで登ったが、時間もないし、疲れたし、上で見るべきものもないようなので、自分に言い訳して途中で諦めて、安土城を後にする。

着いたときは他に人影もない駐車場だったが、帰りがけに清掃のトラックとアベックの乗用車が入ってきた。
朝からこんなところに来るアベックは、年齢も往ってるし、たぶん不倫だろう。

一直線に琵琶湖に出たのだが、琵琶湖はでかい。広い。想像以上だ。
天気のせいもあるのだろうが、場所によっては対岸が見えず、湖水の色は濃い。波もあるし、一見して海である。
洞爺湖や支笏湖はいつも走っているが、スケールが違う。


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琵琶湖の東湖岸を県道25号で北上するが、みんな早い。
確かに直線の一本道で舗装状態も良く、スピードの出る道路だが、80k以上の速度でビュンビュン飛ばしている。

セローが80kで走っていても黄色いはみ禁ラインを超えてビュンビュン抜かれる。
早朝なので取り締まりのパトカーもおらず、やりたい放題である。トラックの交通量も多い。

7:00途中のコンビニに寄り、朝食を買う。
雑誌とゼリーとドリンクで2200円も使ってしまった。

ひもじい思いをしていたので、目の前の食べ物を見ると、つい買い込んでしまうのである。
とりあえず駐車場でウィダーインゼリーとリポDを飲んで朝食とする。

頭上をカラスの大群が飛んでいると思ったら、よく見ると真っ黒い鵜の大群であった。
近くでゆっくりと見たわけではないが鵜のような形をしていた。と思う。


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北海道ではあまり見ない風景で、カモのようにV字飛行しており、おもわずデジカメで撮影したが綺麗に撮れなかった。

安土城の次は国宝彦根城である。
湖岸を走っていると、案内の看板が何度か現れるし、実際に湖岸から城が見えるので迷わない。
使い勝手の良さそうな、小高い山の頂に城がある。山としては、安土城より低い山に見える。

7:20彦根城到着。
到着はしたのだが、入口に看板が掛かっており、開門は8:30からと記されている。


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とりあえず入口の石碑でセローの記念写真を撮り、これは困ったと悩んでいたら、通りかかったばぁさんがセローのナンバーを見て「北海道から来たのかい」と話しかけてきた。

なんでも妹さんが札幌に住んでいるそうだ。
そのばぁさんが、「8時半からだけど、その前は、タダで登れるんだ。私もたまに登って景色見てるよ。」と大変貴重な情報を教えてくれた。

これはいいことを聞いたと、さっそく城に登ることにする。
たしかに出入口横の通用口は、閉められることなく、微妙に開いている。

無料で登るのは多少気が引けたが、注意されたら謝ればいいと自分に言い聞かせ、登り始めた。
途中、私と同じように無料で登っていると思われる何人かの人に会い、おはようございますと挨拶しながら登った。自分一人じゃないと思うと少し強気になる。もともと気の弱い人間だ。

上の売店は、まだ開店前で、清掃中の職員のような人がいたが、こちらを見ても、ぜんぜん気にしていないようである。

彦根城は国宝天守閣がきれいに残っているだけあって、城郭もある程度整って残っているような気がする。
内堀だけだろうが水堀も残っている。


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ハイキング間隔で土の山といった感じの小山を登り、有名らしい天秤櫓をくぐると国宝の天守閣である。
小さめだが、なかなか立派。きれいな天守閣である。

時間前なので天守閣の中に入れないのが残念。


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時間がないのと、開門前に勝手に入ったので、職員が出勤する前に下山しなければと、気が焦り、ゆっくりと見る余裕がない。

下に降りると彦根城の城郭の中に高校があるようで、まじめそうな学生が通学している。
見た感じ進学校って感じの生徒たちである。それとも町全体が上品なのか。

7:34名残惜しいが、彦根城を出発する。
県道2号で湖畔を北上すると今度は、長浜豊公園の案内板が出ている。

太閤記に登場する長浜城も見ていこうと、脇道にそれたのだが、大失敗。

駐車場に再建長浜城の天守閣がぽつんと建っているだけ。
時間の無駄であった。なんで国宝彦根城が近くにあるのに、無駄な税金?を使ったのか。
長浜の住民は彦根が嫌いなのか、ライバル心を燃やしているのか。

更に北上を続け、姉川を渡ったところで、古戦場を見忘れたのを思い出した。
Uターンして姉川に沿って東進する。のだが、道がよく分からず、住宅街に紛れ込んだ。

この辺の住宅街は、道路が狭い。車一台分である。そして道路脇が側溝になっていて水が流れている。対向車に道を譲って失敗すれば側溝に落ちる。

家は、瓦屋根で作りが立派。昔ながらの日本住宅で、地味に金持ち街である。
同じ農家でも、東北や北海道とは家にかける金額が違う感じがする。
やはり、同じ農家でも昔から裕福なのだろう。

道に迷いついでに、国友鉄砲鍛冶の里記念館に寄るのも忘れた。

8:40姉川古戦場着。
一部のマニアしか来ないのか、見学施設としての整備はされていない。駐車場もないようだ。

姉川は竹藪に覆われていて良く見えないが、セローであぜ道を走り、堤防に上ると姉川が見える。川は浅くて川幅も広くない。

川の両岸が広く田んぼになっており、山と琵琶湖に挟まれて逃げ道がなく合戦には適した場所なのだろう。ここも実際に見ると感慨がある。また、地図で眺めたら意外と関ヶ原にも近いので少し驚き。戦国時代は戦乱の地だったようだ。

古戦場の石碑でセローの写真を撮り、出発する。


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少し走ると、腹が痛くなってきた。ゼリーとドリンクで腹が冷えたようである。
曇り空で気温も上がっていない。腹の弱い自分としては、下痢をする条件は十分に揃っている。

緊急事態なので、R356に出て、通りかかったコンビニに入ろうとしたが、珍しく清掃中の看板で使用不可。

これはピンチなので地図で近くの道の駅「湖北みずどりステーション」を調べてダッシュしたところ、途中でJR河毛駅の案内板を発見。
9:10セーフであった。5、6キロ離れた道の駅までは、もたなかったかもしれない。


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駅の前には、小さい駐車場が整備されており、浅井長政公とお市様の像があった。
ここまでの途中、小谷城跡の案内板があったが、緊急事態なので無視して走ってきてしまった。

気を取り直して、R8を北上する。
9:40琵琶湖の北端まで走り、脇道にそれて賤ヶ岳の古戦場を見に行くも途中に小さな駐車場があり、そこから先はロープウェイに乗らなければ山にあがれない仕組みとなっており、諦める。

賤ヶ岳に登れる道がないかとグルグル探しながら走っていたら、道を間違えてしまいR8に出たので、そのまま湖岸を北上し、余呉トンネルを抜けてR356に出ようとしたら、トンネルは通り抜け不可。

道を誤ったのは自分なので、腹を立てても仕方なく、来た道を戻りR365を北陸自動車に並行して北上すると、今度は「この先崖崩れ通行止め」の看板。

路肩に止まってしばらく考えたが、ツーリングマップルに旧道を使いながらR8に出る脇道を見つけたので、そのまま北上する。R365は、通行車両が少なく走りやすい片側一車線道路。天気も良く気分も良い。

途中から通行止めを迂回するため、左折し県道140号に入るが、この旧北陸線廃線を利用したトンネルがビックリ。

単線の交互通行なのだが、狭くて暗い。ここは一度走る価値あり。
R8に合流して、そのまま敦賀市内に入り、気比神宮の看板を見ながら素通りしてR476に入る。

ここで今回初めてツーリングライダーに会う。急なのでピースサインを忘れたが、互いに顔を合わせたので気は通じただろう。

R476は、爽快な気分の登り道。舗装状態も良く、車両も少ない。
R476は、R365の崖崩れで通行止めの部分を迂回するようにしてR365につながる。
この辺から、晴天で気温も上がる。ますます快走。


つづく

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